アラカンの情報整理術(追記)

何故iphoneではなくipod touchを選択したのかを説明するのを失念しましたので追記させていただきます。

 

1.バッテリー容量の問題

2.多機能=操作性複雑化

3.携帯性

 

ipod touchを選択した最大の理由は1.のバッテリー容量となります。iphoneipod touchも連続使用時間は公称5時間位となっておりますが、使い方によってはこれより短いのが現状です。。現在第三世代のプリウスを愛車にしておりますが、トヨタのカタログでは38km/ℓと記載されています。しかし、後続車の迷惑も顧みず燃費第一主義で走行しても21km/ℓが関の山です。専用のテスト用サーキットにおけるプロのドライバーがたたき出した数値なのでしょうが、当社が当社の製品に同じ理屈で耐久性などの数値をカタログに記載すれば、顧客からクレームが殺到するのは必至です。顧客をだましているとは言いませんが、誠実性に欠けるのではとたまにですが思ったりはいたします。話がそれて申し訳ありません。自分の行動パターンを分析いたしましら、日常の通常使用時間は1回10分程度、1時間以上使用するケースは稀で、乗り物を交通手段として利用しているケースのみであり、関東以北、九州以南は飛行機、東京範囲、福岡範囲は新幹線を利用しており、新幹線の2時間半での連続使用がMAXであることが判明しました。ということになりますと、連続使用が余裕で3時間可能でなければいけないことになり、携帯電話機能がメインであるiphoneを選択すれば、電話中に「電池が無くなりそうなので切ります.....」という事態に陥る不安が払しょくできませんでした。当然何か記憶させねばならない事がその後生じてもため息が出るだけとなります。どっちつかずになります。アラカンに近づくにつれ、生活リズム、上着などの服装、財布の中身などが規則正しく、またゆったりとしてきました。バッテリーが減ってきて余裕が無いとストレスを感じます。身体によくありません。携帯電話は電話機能に特化、ipod touchは記憶に特化すれば相互に悪影響を及ぼさないという理屈です。

 

2.は1.とも関連しますが、年をとると多機能であることが苦痛になります。当然操作が複雑になるからです。多機能な使い方はそれがための有効な操作方法を熟知し、覚えなければなりません。覚えることが苦手な年代であるからこそ記憶のためにipod touchを利用することを決めたのであり、iphoneでは無理となります。その理由は単純明快です。使っても使わなくとも毎月課金されるからです。そうなると余裕があり大した費用でなくとも、常時電話、インターネットを使わなければいけないような脅迫観念に陥り、多機能性の計略にはまります。そうなると1.のバッテリーの問題にジレンマが発生し、複雑な操作を覚える必要性が発生し、またそうなると本来の目的の区別がつけられず、ドイツの天文学者メビウスの唱えるところの「クラインの壺」状態となり、自分の向きがわからなくなくなります。

 

次に携帯性ですが、iphoneよりipod touchの方が厚さが薄くなります。シャツあるいは上着のポケットに入れた場合歴然な差があります。操作性にわずらわされないよう1機種1機能を志していますとこの携帯性が重要課題となっております。ちなみに私が愛用しています携帯電話機はシャープの「SH-02B」となります。選択理由は電話をかけられること、BLUETOOTH機能があるということで、他に何も目立ったものはありません。 ただフォルムは秀逸で、ポケットにスポッと入ります。現在、携帯電話、ipod touch、ポケット手帳、二つ折り財布(吉田カバン)をポケットに入れあらゆる場所をぶらぶらできる快適さを享受している日々この頃です。

 

 

アラカンの情報整理術ーipod touch

J.M.曰く ~ 「忘却とは人が最も感謝すべき天賦の才である」

 

来年には60歳になります。今風で言うところの「アラカン」の仲間入りということになります。私どもベビーブーマー第二世代の方々の大部分がそうであるように、私は「還暦」が何なの、と自分に当てはめがたい、もしかすれば「おれだけはまだ若い」と現実認識からの乖離を無意識に図っているのかもしれません。どうであれやはり年のせいでしょうか最近記銘・保持・再生という記憶の各段階のいずれかに障害が起きて記憶力が顕著に落ちていることが早急に対処すべき課題となっておりました。その解決法として白羽の矢をたてたのが、アップル社の、ipod touch でした。以前よりその存在は知ってはおりましたが、過去 IBMのworkpad等のPDAを購入し役にたたず、いわゆる「どぶに金を捨てた」経験上慎重になっていました。しかし、早急に側頭葉内の海馬の機能を補完する必要があり、また数ヶ月前にハード、OSともにバージョンアップされたこともあり、意を決して購入いたしました。ちなみに32G仕様となります。

 

この数カ月ipod touchを使っていて感じましたことは、くせ者だということです。色目を使ってささやいてきます。「........おじさん、おじさん、私を使ってインターネットでWEBしません、メールはいかがですか、スケジュールや交友関係の方々のアドレス管理も私が秘書となってお役に立てますがいかがなされますか?あ、そう、そう.....おじさんのお好みの音楽は70`sのロックやポップスですか、それとも知性がおありのようなのでクラシックあるいはジャズがよろしいですか?うふ、動画もOKですよ。言おうか言うまいか迷っていましたが実は私の一番得意なのはゲームなのですよ、まだご不満がおありでしたらお店、appre storeというのですがすぐ近くですので同伴しません。そこでお好きなアプリケーションを買っていただいて私をオジサン好みにかえていただけませ~ん。いや~あん、恥ずかしい」とばかり。アラカンたるもの若い時に幾度となくこの手にだまされて苦い経験をお持ちでしょう。毅然とした態度で無視しましょう!

 

本題です。私はipo touchを崩壊しつつある記憶能力の補完手段としてのみ用いております。まずは付属の「カレンダー」の予定の最後にあるメモにその日おこなったこと全てを記入します。やはり付属の「連絡先」に出会った方々の電話、住所、どういった関係かを書き留めます。これで過去の記憶を安心して忘れます。次に情報の整理はこれまた付属の「メモ」を用います。このメモは時系列に並んでいきますので暇な時に読み返して古いものから削除していきます。いつまでも削除されなかったものは私にとって重要な情報ということになります。時系列にとらわれない情報は有償の「マギノート」を愛用しています。ジャンル、たとえばいつかいってみたい料理店やパスワードの感知等を作成してビシバシ迷わす放り込んでいきます。記憶容量が32Gですよ。テキストなどいくら放り込んでもどうってことありません。あとは直近でしたいこと、買い物、見たい映画などは無償ソフトの「mShopping}を利用しています。今のところ記憶が必要なことは全て ipod touch にまかせておけるようになりました。もっと自分にあったソフトがあるのではと思わない事です。迷いの森で時間とエネルギーをロスしてしまいます。繰り返しますが、周著せず日々の情報を蓄積するにはシンプルなこれらのソフトがストレスがなく最適です。

 

 アラカンは記憶という作業を誰かに代わってもらうという1点で ipod touch は優れた機能を持っております。いつも肌身離さず持ち歩いております。といいつつもやはりちょっと寂しいので、好みの音楽を何曲かコピーし出張の際に新幹線の中で楽しんだり、Blueetoothで車のナビと接続してスピーカーで聞いたりしております。また「skybook」で「青空文庫」から太宰治や芥川龍之介等の青年のころ愛読した文庫をダウンロードして地下鉄などで読書を楽しんでおります。片手でタップすればページが変わりますので吊革を持っていましてもスムーズに読めますので、足腰が弱っているアラカンには急停車のため吹っ飛ばされない安心から最適と思われます。 ちなみにダウンロードはWi Fi経由です。たまたまFreeSpotなどがあった時にまとめてダウンロードします。BBmobile等の有償無線LANに加入すればインターネットでやれGoogleやメールややれ株価はどうなっているか振りまわれることになり記憶を任せるということの初心貫徹がゆるぎかねなくなりますので加入しません。そんなものはパソコンでします。またメールのチェックに追われる年代でもありません。

 

最後になりますが、ipod touchとともにシステム手帳(firoFAX)あるいはポケット手帳(MOLESKINE)を持ち歩いております。これは、ipod tochでは入力の暇が無い時、またやはり60歳にもなろう人物が人前でipod touchにちょこちょ入力する姿を見られるのが気恥ずかしいからです。当然書き留めた情報は後でipod touchに放り込みますが。ちなみに、モレスキン手帳はポストイットを手帳のポケットに入れておき利用しております。モレスキンはちょっと手帳としては高価なのでポストイットに書き留めページに貼り付けますのでいつまでも新品のままです。

 

60歳前後の人の ipod touch利用法は現役の人とは当然違った方法となります。ちまたにはiponeやipod touchの利用法等の情報誌があふれておりますが、われわれアラカンは対象にはなっていない部分があります。まだ数カ月しか使っておりませんが、今後ベターな利用法があればブログさせていただきますので、たまにお付き合いください。

 

好奇心

今日は久々の土曜休みというのに年寄りの悲しさで早朝から目が覚め、何気なくテレビの電源を入れると「幸せのレシピ」という映画が流れていました。料理映画というジャンルには名作が数多く、この映画もまたそのひとつといえる名作です。ただし、実はこのジャンルのほとんどは主人公が創る料理のもつ豊かさ、変化、驚きなどが見る人の心を揺さぶり、マンネリした脚本、演技、音楽、撮影などの要素をカバーしているとも言えるかもしれません。その意味では手抜きの映画ではありますが、映画鑑賞は「感動した」方がお得ですので、あまり頭脳をつかって論理的な批評を試みるより、感情的になって笑ったり、涙をそっと流したりしましょう。

 

ところで皆さんはやはり料理映画ですが「バベットの晩餐会」は見られましたか?私の推薦するベスト映画のひとつです。この映画の紹介としては素晴らしいレビューを発見しましたので次に転記します。

 

この作品は、86年の米国アカデミー賞受賞作品『愛と哀しみの果て』の原作者として知られるデンマークの女流作家カレン・ブリクセン女史の同名小説を、同じくデンマーク出身のガブリエル・アクセル監督が自ら脚本を書き上げ映画化、それまで取り上げられることの少なかった『食』をテーマにした上質な作品に仕上げ、88年の米国アカデミー賞外国語映画賞を獲得しています。
映画は、北欧デンマークの海辺の寒村を舞台に、厳格な牧師だった父の遺志を継いで神に仕える道を選んだ老姉妹マチーネとフィリパの慎ましやかな日常から始まります。そして、二人のもとに身を寄せるフランス人の召使いバベットが数奇な運命の末にこの家に住み着くまでのエピソードが、映画の前半を通して淡々と語られていきます。その間、この映画の特徴とも言える僅かに青みを帯びたアンティークな映像からは、北欧の地に根差した敬虔なプロテスタントの人々の実直な暮らしぶりがリアルに伝わり、あたかも華美を嫌ったフェルメールの絵画を思わせる居心地のよさを感じさせます。映画は中盤、バベットのもとに届いた一通の手紙が発端となり意外な展開を見せ、この映画のクライマックスとも言うべき牧師の生誕100年を祝う晩餐会へと移っていきます。かつて、パリの最高級レストランで天才料理長として名を馳せたバベットが腕によりをかけて拵えた芸術作品ともいえるフランス料理によって、『最後の晩餐』を暗示させる12人の客人ひとりひとりが心豊かに満たされ、忘れかけていた牧師の大切な教えをその胸のうちに呼び覚まされるという大団円の描写は圧巻で、観る者すべてに満ち足りた幸福感をもたらします。

 

良いレビューですね。この映画の内容を簡潔に表現しています。しかし私がこの文章を無断で転記した理由は別にあります。実はこのレビュー以外のほとんどのレビューには、「パリ・コミューン」という単語が記されています。主人公が迫害され、フランスからこの小さな村に追放されたのがこの時期となります。映画内ではこの時代がどのような時代であったのか、また何故主人公は追放されたのかほどんど語られてはいません。私が感じますのは、ほとんどのレビューが「パリ・コミューン」という言葉を年号のように軽く取り扱っていますが、実は現代史にも重大な影響をいまだ与え続けている歴史上の泡のように消えた悲劇的な社会体制といえるかもしれません。世界にその栄華を誇ったナポレオン時代からフランス革命、その後の混乱期の一時期の「パリ・コミューン」ならびにその崩壊過程の一時代のフランスの歴史を学ばれてからこの映画を鑑賞しますと独特な色彩をはなつ映像の重厚さと歴史の重さが重なりより堪能できると思います。少しの=好奇心=があれば映画をもっとお得に鑑賞できる一例です

 

今日はこれから「ターミネーター4」か「スタートレック」を見に行く予定です。私は名作、大作よりこちらのほうが好きです。

日々感じること

 当社では初めてのHPを立ち上げました。と言いましても実は「ホームページビルダー」というソフトを用いて手作りのHPを以前に立ち上げたことがあります。しかし自分の意図したものにはならず、今回はプロに依頼しました。やはり「餅屋は餅屋」で自分のイメージや将来の自社の目指すものなどをうまく形にしてくれました。ただ困りましたことは自社のHPのヒット率をあげるために頻繁にブログを更新するよう脅迫されていることです(笑)。

 ということで日々の日常生活の中で感じたことを書いていきます。朝から晩まで働いていますとすべての関係を経済的あるいはそうでなくても利害という基準のもとに行動しており、実は感じるという行為が薄れているのには気づいておりました。これを機会に普段気にもとめていなかった事象を感じるよう努めながら、その感性がこのブログをご覧いただいた方々に少しでもお役にたてれば幸いです。